電通は8月12日、BtoCの対面営業を支援する情報サービスを開始した。定期訪問が難しい顧客の情報をウェブ上の行動データなどから分析、結婚や退職など、顧客のライフステージを把握した上での提案営業を可能にする。
今回のサービスは、電通が、セールスフォース・ドットコム(本社東京都、小出伸一社長)、インティメートマージャー(本社東京都、簗島亮次社長)、wizpra(ウィズプラ、本社東京都、今西良光社長)の3社と共同で展開する。
同サービスではまず、インティメートマージャーが、サービス導入企業の見込み顧客の情報を、検索履歴などウェブ上の行動から収集・分析する。
収集した情報は、セールスフォース・ドットコムが提供する営業活動支援ツールに登録される。ウィズプラは、顧客に対するアンケート調査などにより課題を発見。集められた情報・課題をもとに、電通がコンサルティングを行うという流れだ。
同サービスの対象は、訪問営業を手掛けるすべての事業者。中でも特に、生命保険やカーディーラーをメーンターゲットにしているという。
定期的な訪問が難しく、顧客の需要がつかみ切れないといった、訪問営業事業者の課題を解決する。
「結婚や退職など、ライフステージごとの最適な提案を可能にする」(魚住高志ビジネス・クリエーション・センター事業開発室事業プロデュース2部シニア・デジタル・プランニング・マネージャー)と話している。
電通/対面営業の支援サービス/顧客情報をウェブで収集
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