ヤフー16年4―6月期/流通総額が57%増/販促費の半分をショッピングに

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ヤフーの16年4―6月期(第1四半期)におけるショッピング関連の流通総額は、前年同期比57.9%増の1614億円となった。「ヤフー!ショッピング」のほか、「LOHACO(ロハコ)」や有料デジタルコンテンツなどの合計流通額となる。全社における販促費の約5割となる52億円をショッピング事業に投じた。「ヤフオク!」やアスクルのBB事業におけるネット経由の売上高などを含むeコマース流通総額は同38.2%増の4300億円となった。
 「ヤフー!ショッピング」と「ロハコ」のみの流通総額では、同37.9%増の999億円だった。「ヤフー!ショッピング」の出店者数は同33.3%増の42万3519店舗、商品数は同29.4%増の2億2000万点に達している。
 「ヤフー!ショッピング」では6月16日から5日間、「20周年大感謝祭セール」を実施し、この期間の流通総額は前年同期間の2倍となった。
 「ヤフオク!」「ブックオフオンライン」などを含むオークション関連の流通総額は同2.7%増の2144億円だった。「ヤフオク!」には全社の販促費から約2割を投じた。
 ショッピング関連とオークション関連の流通総額におけるスマートフォン(スマホ)経由の売上比率は40.1%で、スマホ比率は横ばいで推移している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ