味の素「ＪＩＮＯ」/２０周年記念の大型商品投入/売上高１０％増のけん引商品に

　味の素は、展開する化粧品通販ブランド「ＪＩＮＯ」の２０周年を記念した戦略的新商品として、美容液「アミノシューティカルセラム」を８月２５日に発売する。同商品の発売を足掛かりにして、１７年３月期における化粧品通販売上高を前期比約１０％増まで引き上げたい考えだ。
　同社では「アミノシューティカルセラム」の特徴は（１）全方位型コラーゲンケア（２）高浸透型デリバリー処方（３）表皮のターンオーバーサポートーーの三つにあると説明する。
　同商品に配合したグルタミン酸とリジンという二つのアミノ酸がつながった「グルタミルリジン」が、コラーゲンの生成をサポートするのだという。
　高浸透を実現した処方について、味の素では「当社の研究により、アミノ酸誘導体とアミノ酸の配合バランスを最適に整えることで、肌への浸透力が高まることが分かった。この研究成果を処方に生かしており、有益な成分が角層にまですばやく届く」（コーポレートコミュニケーション）としている。
　ターンオーバーに訴求するポイントとしては、アミノ酸「セリン」を配合した。同成分が「表皮に働きかけ、新しい細胞の増殖をサポートする」（同）のだと言う。
　味の素では、同商品を絡めた２０周年記念キャンペーンを実施することにより、１７年３月期の化粧品通販売上高を前期比１０％増まで高めたい考えだ。
　「アミノシューティカルセラム」は、３０ミリリットル入りで、価格は７４５２円（税込）。