ファンケル/イノベーション創出へ/第二研究所の見学会開催

　ファンケルは７月６日、今年５月に竣工した総合研究所「第二研究所」の見学会を開催した。「第二研究所」はファンケルの基礎研究部門を集約。〝イノベーション研究所〟としての位置付けで開設した。同日、ファンケル総合研究所の専用ウェブサイトをオープン。最新の研究情報や成果を分かりやすく伝えている。
　見学会の冒頭であいさつしたファンケル取締役執行役員・炭田康史総合研究所長は、「（研究所は）技術による『不』の解消をさらに加速させていく。そのために重要なのは、世の中の常識を覆すような技術の構築、つまりイノベーションだ」と説明した。
　既存の「第一研究所」は応用研究に特化した商品開発研究所との位置付けで、「第二研究所」で生み出した技術を、いち早く商品化に結び付けていくという。
　新たなイノベーションの創出に向けて、（１）最先端の細胞培養技術によるアンチエイジングの研究（２）脳機能に着目した予防医療の研究ーーなどに取り組んでいる。
　同日付で総合研究所の専用ウェブサイトをオープン。基礎研究から製品開発における研究成果、独自技術や研究開発秘話、科学的な裏付けのデータなどを紹介している。