爽快ドラッグ16年3月期/売上21%増の311億円/商品数拡充、販促強化が寄与

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 爽快ドラッグの16年3月期売上高は、前期比21・0%増の311億円だった。商品数を20万品目まで拡充し、販促施策を強化したことが増収に寄与。昨年11月、ペット用品ECのココロを買収したことも増収要因となっている。ココロは3月に、あかちゃんハウス一二三は6月に、それぞれ吸収合併している。
 爽快ドラッグは飲料や食品、雑貨などの日用品を低価格で販売し、迅速に配送することで顧客を獲得してきた。モールがメーンのチャネルとなっており、楽天市場では7年連続で出店者を表彰するイベントでグランプリを獲得している。
 取扱商品数を年々拡大しており、16年3月末までに20万品目に拡充。豊富な品ぞろえと価格優位性を武器に利用促進を図っている。前期はECサイトでキャンペーンの告知などを強化し、売り上げ拡大につなげたという。
 商品数を拡充するとともに、専門店化も進めている。本店以外に、ココロが運営していたペット用品店や、あかちゃんハウス一二三が運営していたベビー用品店、14年秋に開設した飲料の専門店などを展開。
 買収企業のノウハウを活用することにより、専門店の売り上げも拡大しているという。
 昨年から開始した越境ECも好調だという。15年5月、「天猫国際(Tモールグローバル)」、同6月に「京東全球購(JD Worldwide)」に出店した。
 これまでは規模の大きい「天猫国際」での販売促進に注力し、着実に成果につなげている。今期はさらに越境ECの売り上げを伸ばしたい考えだ。

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