ポーラ/ポーラ第3四半期/売上高0.4%減/消費増税で高価格帯が低調

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 ポーラの14年1―9月期(第3四半期)の売上高は、前年同期比0.4%減の721億1800万円だった。新規顧客の人数は前年同期を上回ったものの、消費増税の影響で高価格帯商品の売れ行きが低迷。客単価が下落し減収となった。第3四半期の累計売上高で減収となったのは株式上場後で初めて。原価率が低いスキンケア化粧品の比率が高まったことから利益率は向上し、営業利益は同4.3%増の49億9000万円と増益だった。
客単価4.1%低下
 当期は新規顧客数が同7.1%増と集客に成功したものの、消費増税で高価格帯における消費マインドが低迷、購入単価が同4.1%低下した。
 カテゴリー別の売上高は、エステサロン型店舗「ポーラザビューティ(PB)事業」が同5.1%増の269億円、「エステイン事業」は同0.3%減の293億円、「従来型訪販・その他」が同8.9%減の158億円だった。PB事業が引き続き好調だったものの、従来型訪販の減収を賄えなかった。


(続きは本紙11月6日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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