トリドール/SONOKOを買収/事業領域を大きく拡大

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 うどん屋チェーン「丸亀製麺」などを運営するトリドールは5月11日、化粧品や食品の通販を展開するSONOKO(本社東京都、権藤嘉江子社長)を買収したと発表した。
 トリドールは、マーキュリアインベストメント(本社東京都、豊島俊弘社長)が運営するファンドが保有する、SONOKOとそのグループ会社3社の株式の100%を取得した。株式取得日や取得価額については「現時点では公表していない」(トリドール広報)と言う。SONOKOグループの業績についても「非公表」(同)とした。
 今回の買収の狙いについてトリドールでは「SONOKOの持つ顧客層は〝アクティブシニア〟や〝富裕層〟といった当社のカバーしていない領域。通販という事業チャネルも当社ではカバーしていなかった。SONOKOグループを傘下に迎えることにより、当社の事業領域を大きく拡大できる可能性があると判断した」(同)と説明している。
 「SONOKOグループとしても当社が持つ食材調達力や店舗開発力、国内外での出店ノウハウを共有することにより事業領域を拡大できるのではないか」(同)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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