ふれあいネットワーク/愛知の講習販売が所得隠し/追徴課税が約6000万円

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坂本晃社長

坂本晃社長

 東海、中国、九州で宣伝講習販売を展開していた、ふれあいネットワーク(本社愛知県、坂本晃社長)が名古屋国税局の税務調査を受け、14年4月期までの2年間で約1億5000万円の所得隠しを指摘されていたことが関係者への取材でわかった。追徴課税額は、重加算税を含め約6000万円とみられる。
 ふれあいネットワークは、東海、中国、九州に固定店舗の「美癒(びゆう)」が50カ所、2カ月の移動店舗を運営してきた。96年に設立し、ふれあいネットワーク、ナチュラルウェーブ、広島ふれあいネットワーク、三重ふれあいネットワーク、名古屋ふれあいネットワークなどのグループで構成。健康食品や健康機器などを主力に商材にしていた。信用調査会社によると15年4月期の売上高は約2億円。
 13年ごろから、高利回りをうたって顧客から1口100万円を集めており、業界内から懸念の声も上がっていた。
 すでに修正申告したとしているが、坂本晃社長とは15年夏以降、連絡が取れない状態だという。
 坂本社長は15年1月の業界団体の新年会で本紙の取材に「来店するお客さまが癒されるような店づくりをしていきたい」と話していた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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