マルショー破産へ/負債総額は8億円超

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呉服・宝飾品・下着・寝具などの訪問販売やネットワークビジネスを展開していたマルショー(本社千葉県、川田慶太郎社長)が破産手続き開始の申し立てを行うことが、2月29日に分かった。同日、千葉銀行流山支店で1回目の手形不渡りを出した。同社ではすでに営業活動を停止しており、連絡が付かない状態になっている。負債総額は8億円を超えるとみられる。
 債権者には、破産申し立てに関する委任を受けた、佐々川直幸弁護士と萩谷麻衣子弁護士から同日、受任通知書が送られた。
 同通知書によると、「本日、債務者株式会社マルショーは手形不渡りを出すに至りました」としている。さらに、債務者であるマルショーと川田社長から「依頼を受け、その代理人として破産手続開始申立の任にあたることとなりました」と続けている。
 同通知書では、不渡りを出すに至った要因として、「今般の訪問販売に関連する法規制の強化や帝人のテビロン事業の撤退等の影響により売上高が大きく減少」したことを挙げている。
 佐々川弁護士によると、1~2カ月のうちに破産申し立てを行う方針だという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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