消費者庁の徳島移転案/河野大臣「移転方針に記載するだろう」

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消費者担当相の河野太郎大臣は1月15日、閣議後の会見で、消費者庁の徳島移転について言及、「3月末の時点で(移転そのものが)NOということにはならないという理解だ」との認識を示した。「石破大臣は、3月末までにまとめる移転方針に消費者庁の徳島移転を記載するだろう」(河野大臣)との見方を示した。
 会見で河野大臣は、徳島移転案が前進するとみる根拠についても触れた。「3月には消費者庁の〝お試し移転〟を行い、4月には国民生活センター業務の商品テストを試験的に徳島で実施する。石破大臣には3月以降の案件について伝えてあり、『しっかりやるように』という話をいただいている。4月以降の内容についても了承いただいている以上、3月の時点で消費者庁は移転しないということにはならないだろう」(同)としている。
 「移転する前提で、課題を抽出するテストを行う。何もしないうちにああだこうだと言っていてもしょうがない。移転するかどうかの最終的な判断は課題を抽出したあとの話だ」(同)と説明する。消費者団体からの反対意見が相次いでいることについては「意見交換は喜んで引き受ける」(同)とした。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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