日本訪問販売協会/交歓会に150人参集/悪質企業排除の考え示す

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あいさつする鈴木弘樹会長

あいさつする鈴木弘樹会長

公益社団法人日本訪問販売協会(事務局東京都、鈴木弘樹会長)は1月8日、都内の東京・明治記念館において「新年賀詞交歓会」を開催し、会員や関係者ら約150人が参集した。鈴木弘樹会長が消費者被害の温床となっている悪質企業を排除する考えを示した。
 鈴木会長はあいさつの中で、15年12月に取りまとめられた特商法見直しの議論で不招請勧誘規制が見送られたことに言及。消費者保護のための自主的な取り組みとして(1)法令順守のための教育(2)啓発の反復(3)苦情対策業務の遂行と情報共有(4)非会員企業への働きかけ(5)関係行政機関との連携(6)会員の増強─の活動を16年の重点施策として促進すると語した。
 来賓代表として経済産業省の松本年弘審議官が登壇。15年は景気回復の年になったとし、好循環を継続するために賃上げの協力を要請した。また「企業活動を消費者視点から高度化するため、双方向でコミュニケーションできる訪販業界の重要性を再認識している」と話し、販売員の意見を吸い上げて商品開発やサービス向上へ生かすことに期待を寄せた。
 乾杯のあいさつは、副会長を務めるフランスベッド販売の池田一実社長が行った。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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