【本格参入始まる 台湾EC市場】〈最終回〉 シェアが高いヤフーへの出店進む

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 前回は日本企業が自社ECサイトにおいて、台湾向けに「単品リピート型」商材を販売する動きについてお伝えしました。ただ、台湾のECユーザーは、モールで購入する比率が高いそうです。
 15年の調査によると、最も利用率の高いECサイトは「台湾Yahoo!(ヤフー)」で、その比率は約55%に上ります。利用率2位は家電系からスタートしたPChome(ピーシーホーム)でしたが、その利用率は約25%で、台湾ヤフーと大きな差がついている状況となっています。
 台湾ヤフーは、日本のヤフーと連携しておらず、台湾EC市場で独自に進化しています。台湾のECユーザーの多くは、「スマホから台湾ヤフーでECを利用し、コンビニで代金の支払いや商品の受け取りを行う」といった消費行動をとっているイメージになります。

(続きは「日本ネット経済新聞」1月26日号で)

〈執筆者略歴〉
株式会社いつも.事業推進部兼グローバルEC担当
立川 哲夫(たつかわ・てつお)
 東証1部上場の経営コンサルティング会社にて、事業再生や新規事業戦略案件に携わった後、株式会社いつも.にて、大手・中堅企業のEC事業参入のコンサルティング支援を行う。最近は、米国や中国視察を行いながら、グローバルEC戦略立案と中国モール向け越境EC参入サポートを行っている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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