【EC売り方研究所】ハロウィーン関連商品/パーティー・ファミリー需要が増加

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コスチュームだけでなく幅広い商品がハロウィーン市場を賑わせた

コスチュームだけでなく幅広い商品がハロウィーン市場を賑わせた

 10月31日に迎えた「ハロウィーン」。ハロウィーンに関連した商品を扱うネットショップに、今年の結果と要因を取材したところ、定番のコスチューム以外の、菓子や冷凍ピザ、酒などの品目でも、新たにハロウィーン市場に参入するショップが出てきていることが分かった。ホームパーティーやファミリー関連の需要が増えていると話すショップが多かった。


 ハロウィーンの定番商品といえばコスチュームだ。民間調査会社のアドウェイズ(本社上海市)が集計する、楽天のランキングにランクインしたハロウィーン関連商品のデータによると、16年9月1日~10月31日の同市場の売上高は、15年同時期の1.5倍に伸びた。15年までは、20~30代の若者向けの5000円前後の商品がよく売れたというが、16年は、子供用のコスチュームやかぶり物など、気軽に身に着けられる商品が多く売れたと話すショップが多かった。
 楽天総合ランキングのトップ50に、ハロウィーン用のコスチュームを何度もランクインさせたショップとして知られる「出島オンライン」を運営する悠々コーポレーション(本社神奈川県)は、16年のハロウィーン関連商品の売り上げについて、前年比で1.3倍に伸びたことを明らかにした。囚人服などの定番コスチュームは今年も人気が安定して高かった。今年は特に、子供向けの、ディズニーキャラクターをデザインしたコスチュームや、かぼちゃのかぶりものなど、安価で気軽に買える〝ライトコスチューム〟の人気が高かったという。
 ディズニーの正規ライセンスを取得した商品などを扱い、年々20%ずつ売り上げを伸ばしてきたハッピーコスチューム(本社千葉県)は、売上高の8割を、ハロウィーン関連が占めている。同社の柴田雅史社長は、「今年は親子参加型のイベントが各地で増えたため、子供用のコスチュームの売り上げが、9月下旬から急激に伸びた。17年は子供用の商品の品ぞろえやPRを重点的に行っていきたい」と話している。

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月17日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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