【EC向けサービス事例】第60回 画像処理用「ゼンフォトマティック」/導入サイト「ZOZOUSED」/4万枚の画像を夜間に自動処理

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スタートトゥデイの完全子会社で、ブランド古着の買取・販売サイト「ZOZOUSED(ゾゾユーズド)」を運営するクラウンジュエル(本社東京都、宮澤高浩社長)は、常時20万点以上をサイトに掲載している。1日の商品撮影は7000~8000点にのぼる。1商品につき最低5カットを必要とし、古着なので売れた商品の画像は再使用できない。
 以前は画像処理を外注していたが、効率化、スピードアップ、コスト削減のため、内製に切り替え、昨年秋にグラムス(本社大阪府、三浦大助社長)が提供する画像処理用クラウドサービス「ZenFotomatic(ゼンフォトマティック)」を導入した。
 「ゼンフォトマティック」は、同じ背景紙をバックに撮影した商品をアップロードするだけで、1枚あたり約3~5秒で画像加工していく。
 「終業前にその日撮影した画像をアップロードしておくと、翌朝には画像処理が完了している」(フルフィルメント部・井出麻美マネージャー)というスピードが売り物だ。
 「ZOZOUSED」では、白の背景で商品を撮影することが基本だが、より画像処理の精度を高め、商品の魅力を出せる画像に仕上げるため、白い洋服用、マネキンのような人形に着せて撮影する用など、洋服の色やアクセサリーなどの商材に合わせて背景を用意している。
 撮影担当に対して指導を行ったほか、クラウンジュエル専用のシステム開発も行い、画像処理成功率は97%に達している。
 処理後の全画像を社員の目でチェックする作業も時間短縮できるよう、クラウンジュエルのシステムと「ゼンフォトマティック」の連動も実施した。
 ブランド古着を販売しているため、ブランド名が入り口となりがちだが、購入の決め手は画像が一番の要因となりやすい。
 また、買い取る商品はサイトにアップする前に売り手のユーザーに金額を支払うため、早くアップしなければ資金が回らなくなる。このため、画像処理は売り上げと利益に直結する重要な作業となっている。
 クラウンジュエルは「洋服の新しいサイクルを作る」というビジョンを持っている。顧客が洋服を売りやすくするよう7月下旬、不織布の買取セットを用意した。
 以前は買取用の段ボールを宅配便で受け取る必要があったが、形が崩れやすいもの以外は郵便受けで受け取れる不織布が使用できる。
 買取作業の利便性を向上させ、商品数をますます増加していく上で、「ゼンフォトマティック」の利用価値はいっそう高まりそうだ。

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