【EC関連リサーチ】ニールセン「スマートフォンからのインターネット利用者、2015年冬にはPCを超える可能性」/50代からのスマホ利用高まる

消費者の購買行動を調査するニールセンはこのほど、「スマートフォンからのインターネット利用者、2015年冬にPCを超える可能性」という調査結果を発表した。
 調査はネット視聴率情報「ニールセン・モバイル・ビュー」と「ニールセン・ネット・ビュー」を通して行われた。「ニールセン・モバイル・ビュー」は4000人のモニターから取得したアクセスログ情報を元に制作。「ニールセン・ネット・ビュー」は4万人以上のオンライン視聴者パネルを構築し、データを収集した。
 15年4月のスマートフォンからのインターネット利用者数は、14年4月と比較すると19%増加して4832万人だった。パソコンからのネット利用者数は2%減少して5100万人だった。15年冬にはスマートフォンからのネット利用者数が逆転すると予測している。
 スマートフォン利用者の増加は中高年以上で目立った。最も増加率が高かったのは、「50代以上の女性」で57%増加した。次いで「50代以上の男性」が32%増加。若年層の増加率は低下した。
 1日あたりの利用時間はパソコンが5%増の54分、スマートフォンが7%増の1時間48分だった(図表1)。
 性別年代別でスマートフォンのインターネット利用時間をみると、女性は「29歳以下」が最長で2時間24分、「30代」が1時間52分だった。男性は「29歳以下」が1時間44分、「30代」が1時間24分だった(図表2)。
 スマートフォンの利用状況をカテゴリー別に分けると、月間で最も利用されているのは動画、音楽、ゲームなどを含む「エンターテイメント」コンテンツで、14年4月と比較すると月間3時間13分の増加となった。特にゲームの利用時間の増加が主な要因だったという。次いでメールやLINEなどの「コミュニケーション」カテゴリーが月間1時間16分増加した。
 同社によると、「スマートフォンは若年層への普及が一段落して高年齢層へと普及する段階に入った」と説明している。また、パソコンの利用者は約5100万人で横ばいの推移が続いているため、15年の冬ごろにはスマートフォンからのネット利用者がパソコンを超える可能性があるとしている。
 これらを踏まえて、16年はスマートフォンからネットを利用する時代になると結論付けた。場所や時間に制約がなく、情報に触れる機会が増えている。企業には、スマートフォンでの行動を把握してどのようなタイミング、場所、方法を通して情報を発信していくか考える必要があるとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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