【EC向けサービス事例】第55回 クーポン配信システム「ゼンクラーク/ 導入サイト「セレクトショップマナマナ」/ 新規顧客の購入単価が約2倍に

レディースファッションのECなどを手掛けるマナマナ(本社東京都、塩谷純子社長)は09年から、自社ECサイトを運営している。新規顧客獲得の施策として6月17日、クーポンを発行するシステムをテスト導入した。導入後1カ月間の新規顧客による平均購入単価は、従来の約2倍に増加している。
 運営するECショップの名称は「セレクトショップマナマナ」。国内外のブランド衣料や雑貨など約550品目を取り扱っている。取扱商品の価格帯は洋服が8000~10万円、バッグは5500~10万円、靴は7000~9万1000円となっている。
 「価格帯が高額であるため新規購入者数が伸び悩んでいた。購入のきっかけを作るためにクーポンを発行するシステムをテスト導入した」(PR室・野口泰弘室長)と言う。
 導入したシステムの名称は「ZenClerk(ゼンクラーク」」。提供しているのはエモーションインテリジェンス(本社東京都、音田康一郎・桑山礎共同社長)だ。
 商品購入ページでカーソルやスクロールの動きなどを分析して、商品の購入を検討している消費者にクーポンを配信する。クーポンは商品ページから移動するなどのタイミングで、サイトの画面に表示する仕組み。
 マナマナは新規顧客を対象に、注文総額1万円以上(税込)で500円を割り引くクーポンの配信を設定。クーポンを発行した場合と発行しなかった場合を比べたところ、新規購入者の受注単価には7・4倍の差が生じたという。
 クーポンの有効期限は配信から30分以内や60分以内、90分以内、120分以内に設定することが可能。マナマナは配信から60分を有効期限にしている。
 「30分以内に設定すると、お客さまが検討する時間が足りなくなるため60分に設定している」(同)と理由を説明する。
 エモーションインテリジェンスによると、「アパレルでは衝動買いをする消費者が多い。30分や60分など短い有効期限を設定すると、消費者の購入意欲をさらに高めることができる」(田中啓志朗氏)と言う。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

EC向けサービス事例 連載記事
List

Page Topへ