【EC向けサービス導入事例】第53回〈不正注文検知サービス「オープラックス」〉/導入サイト「ユーグレナファーム」/後払いのリスク対策図る

健康食品ECサイト「ユーグレナファーム」

ユーグレナは12年から、健康食品のECサイト「ユーグレナファーム」を運営している。
 後払いに関する決済システムの変更とサービス拡充に合わせ、かっこ(本社東京都、岩井裕之社長、(電)03―6447―4535)の提供する、不正注文を検知するサービス「O―PLUX(オープラックス)」を導入した。
 ユーグレナは藻の一種であるミドリムシの成分を生かした独自サプリメント「ユーグレナ・プラス」や健康飲料「緑汁」などを開発・販売しており、自社ECの売上高は月間約1億円に上る。
 サイトでは1品目ごとに商品に含まれる栄養分や調理法などを紹介する商品ページを用意し、リピート購入を促進している。現在、売り上げの約9割を定期購入が占めているという。
 「オープラックス」を導入した同時期に、後払い決済システムも変更している。
 従来の決済システムは、後払い決済の未回収金は決済サービスの提供会社が全額を補償し、売り上げに手数料の負担がかかる仕組みだった。新しいシステムは、手数料の負担を軽減する代わり、未回収金額の立て替え払いは行われない。
 このため不正注文であるリスクの高い取り引きを事前に把握する必要が生じ、かっこのサービスに注目した。化粧品ECなど700サイト以上の導入実績と、システム組み込みといった開発が容易なことから、「オープラックス」の導入を決めた。
 サービスは、不正注文が集中している地域の情報を通知する機能もあり、ユーグレナでは審査の効率化を図れる点も評価している。
 今後はサイトの受注システムとサービスを連携し、代金未払いの定期購入顧客に向けて督促状の発送や、商品発送の停止といった措置の実行を自動化することも検討する。


〈システム概要〉
 「O―PLUX」は、かっこが提供するECサイトでの不正注文を検知するサービスだ。かっこが蓄積した不正注文情報をもとに注文数やカード情報、商品発送先などから不正のある可能性が高い注文を検知し、EC事業者に通知する。システムが自動で注文の審査を行うため、不正検知にかける手間を省く。注文情報をもとに、プライバシー侵害にあたらない顧客情報を収集することも可能。サービス導入社向けに顧客情報の把握と、売り上げ拡大につながるマーケティング支援サービスの展開も検討している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

EC向けサービス事例 連載記事
List

Page Topへ