【EC向けサービス導入事例】第44回〈「たまごリピート」〉/導入サイト ヤッホーブルーイング「よなよなの里〈公式通販〉」/定期購入・頒布会の受注の仕組みが整備

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「よなよなエール」などのクラフトビールのネット通販を行うヤッホーブルーイング(本社長野県、井手直行社長)は、楽天市場の開設直後から出店しているEC事業者だ。ショップ・オブ・ザ・イヤーのジャンル賞の受賞実績が豊富なサイトとしても知られる。13年からは自社サイトも本格的に運営を開始。自社サイトには定期購入の顧客が多いため、定期購入と頒布会に強みを持つスタークスの「たまごリピート」を14年4月に導入した。
 「『たまごリピート』は定期購入や頒布会の自由度が高い。受注の仕組みが整った」(同社の小金澤由美子氏)と評価する。
 「よなよなの里」では、4缶セットを購入した顧客に頒布会を提案しており、頒布会の申込者には初回にグラスをプレゼントしている。「たまごリピート」では何回目の発送なのかが明確に管理されているため、グラスの有無を商品コードに表した形で物流担当に渡すことができる。
 頒布会はここまで順調に運用しており、現在、頒布会向けの新商品を開発中という。
 ヤッホーブルーイングはビールをコンビニやスーパーにも卸している。店頭で購入してファンになった人が、通販で初回から定期購入を注文することも多いという。
 「クラフトビールは大量生産が難しいため、定期購入ができる醸造所は珍しい」(同)と話す。生産体制がしっかりしており、安定供給できる同社だからこそ定期購入が設けられるといえる。
 通販では父の日シーズンが一番の繁忙期となる。贈られる父親世代がネット通販をあまり利用しない人も多いと考え、昨年は初めて父の日ギフトにカタログを請求するためのハガキを同梱した。
 ネットのほか、電話やFAXでも注文できるため、父の日の後はネット以外からも注文が多く入ったという。
 1年分の料金を一括前払いして毎月や隔月でビールをケースで届ける「年間契約」の顧客が増えている。地域限定ビールも含め、常時約10種類を販売しているが、年間契約では毎回中身が選べるようにしている。
 年始の福袋は一番高い1万5000円の商品から完売する。こうしたファンが定着しているため、今後も定期購入、頒布会、年間契約の顧客は増えると考えている。
 「安売りはしない。その代りグラスのプレゼントや売り方などに付加価値を付けている」(同)と話す。今後もロイヤルティーを高める企画考案に力を入れていく。
 システム提供側は「受注の効率化にこれからも貢献していきたい」(スタークス・セールスコンサルティング事業部吉貝千紘氏)としている。


〈システム概要〉
 「たまごリピート」はリピート通販に特化した通販システム。昨年5月には頒布会にも完全対応し、食品通販などにも導入社が拡大している。開発はTEMONA(本社東京都、佐川隼人社長)が行い、販売はスタークス(本社東京都、上ノ山社長)が手掛けている。アウトバウンドコールを掛けるタイミングや顧客を自動的にリスト化して効率を上げる「たまごテレマ」も「たまごリピート」と連動させて使用サービスとして提供している。オンラインとオフラインの両方に強い通販システムとして、営業を強化している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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