【EC関連リサーチ】EC利用者の意識調査/自宅外の商品受取は18%

 JDAソフトウェア・ジャパン(本社東京都、尾羽沢功社長)は8月30日、インターネットショッピングに関する消費者意識調査の結果を発表した。それによると、自宅以外で商品を受け取ったEC利用者は全体の18%だった。英国で行われた同様の調査では、EC利用者の半数以上が自宅外で商品を受け取ったと回答。JDAソフトウェア・ジャパンはサービス体制の成熟度が両国の違いに表れたとみている。国内では宅配ロッカーの増設や、それを利用する動きがみられる。

 過去1年間に自宅以外で商品を受け取ったことがあるEC利用者は、前年比4ポイント増加したものの、全体の20%を下回った。
 英国で行われた同様の調査では54%のEC利用者が、過去1年以内に自宅外受け取りを利用したと回答した。同国では店舗や宅配ロッカーでの受け取りがよく利用されているという。
 国内において、自宅外での商品受け取り時に何らかのトラブルを経験したEC利用者は74%だった。商品受け取りまでに時間がかかったケースや、受け取り専用のスペースがないケースが目立った。
 JDAソフトウェア・ジャパンは「サービス体制が整っていないことが要因ではないか」(勝川宏明執行役員)と話す。
 国内では自宅以外で商品が受け取れるサービスを強化する動きが活発化している。スタートトゥデイが運営するファッションECモール「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」は8月23日、宅配ロッカーでの受け取りサービスを開始した。
 ヤマト運輸とフランスの企業が共同出資で設立したPackcity Japan(パックシティ・ジャパン)が設置・運用する宅配便ロッカー「PUDO(プドー)ステーション」でも商品が受け取れる。
 同ロッカーはスーパーや駅を中心に全国800カ所に設置している。利用可能配送会社は現在、ヤマト運輸、佐川急便、順豊エクスプレスの3社。今後は利用可能企業を順次追加していく予定だという。
 ヤマト運輸は同ロッカーでの受け取りサービスを、発送時と不在時に利用者へ向けて案内している。ヤマトは「共働きが増えるなど、ライフスタイルの変化に伴い自宅以外での受け取りを希望する利用者が増えている」(広報戦略部)と話す。

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