【EC売り方研究所】注目高まるEC決済における「アップルペイ」/購入フロー大幅短縮、転換率向上に寄与

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「ミンネ」は商品ページに「アップルペイ」ボタンを配置

「ミンネ」は商品ページに「アップルペイ」ボタンを配置

 アップルが提供するモバイル決済サービス「Apple Pay(アップルペイ)」が今後、ECサイトに普及する兆しが見えてきた。ヤフーは今秋、ECモール「ヤフーショッピング」に「アップルペイ」を導入することを明らかにした。ハンドメード品のフリマアプリ「minne(ミンネ)」はすでに同決済を導入しており、「『アップルペイ』は購入フローが大幅に短縮されており、この購入体験はコンバージョンの向上に寄与している」(GMOペパボ経営戦略部)と見ている。EC市場におけるスマホ購入比率が高まる中、指紋認証だけで購買手続きが完了する「アップルペイ」の注目度はさらに高まりそうだ。


 アップルは昨年10月、国内向けに「アップルペイ」の提供を開始した。アップル社のスマホ端末「iPhone7」「iPhone6」シリーズなどを保有するユーザーが利用できる。
 調査機関のデータでは国内のスマホユーザーの過半数がⅰPhoneを利用しているという。「アップルペイ」はⅰPoneの比較的新しい端末でしか利用できず、対応端末を持っていても利用していないユーザーもいる。
 ただ、「iPhone7」における「アップルペイ」は、JR東日本の電子マネー「Suica(スイカ)」に対応しており、駅の自動改札で毎日のように利用するユーザーは増加傾向にある。
 「アップルペイ」の最大の魅力は利便性の高さだ。対応端末にクレジットカードを登録すると、指紋認証だけで決済が完了する。ECサイトの場合も通常の購入手続きに必要な「氏名」「住所」「電話番号」「メールアドレス」「決済情報」などを入力する必要がなく、指紋認証だけで購入手続きを完了できる。
 アマゾンや楽天が提供しているID決済も簡単な手続きで購入できるため、導入するとECサイトの転換率向上に役立つといわれている。ただ、これらのID決済は、決済時にユーザーIDを確認するため、メールアドレスやパスワードの入力が必須となる。このメールアドレスやパスワードすら入力する手間がかからないのが「アップルペイ」なのだ。

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月31日号で)

購入手続きを大幅に短縮できる

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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