【ネットショップ「売れる」デザイン・演出テクニック】連載56 トレンドの先読み力

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■定点観測から見えるトレンド
 1年を通して目まぐるしく変わるトレンド。新しい情報を素早くキャッチし、店舗の商品構成に生かすことはメディアの影響を受けやすいECにおいて不可欠です。
 しかし、現在流行しているものを仕入れようとしても在庫がない、仮に在庫があったとしても入荷するころには廃れている……。そうならないために、今後流行する商品を事前に把握し、ジャストな時期に販売を行うことが最善です。そこで今回はトレンドの先読み力の身に付け方を伝授します。
 普段何気なく見ているSNSやニュースサイト、テレビ番組や雑誌などには、今後流行する可能性を秘めた商品の情報やヒントがたくさんあります。世界規模で流行する商品もあれば、日本だけ、都市部だけといったスポット的な人気を博すものもあります。
 では情報源が多数ある場合、どのような点に着目すべきか?
 答えは非常にシンプルで、まずは自身の店舗で取り扱っているジャンル、さらに興味のあるジャンルの情報を中心に見て行くのがいいでしょう。
 例えば食品ならニューヨークに注目しましょう。ニューヨークではやった食品は数カ月後に東京でもはやる傾向が以前から見られますが、昨今はSNSの普及によりタイムリーな情報を受け取ることが可能になりました。
 若年層はインスタグラムを通じて発信することがスタンダードになっている傾向にありますが、高年層の場合は健康情報を発信するテレビ番組などが取り上げて一気に火が付くことも考えられます。

(続きは、「日本ネット経済新聞」3月30日号で)


著者プロフィール
 長山衛(ながやま・まもる)氏
 某大手食品ECサイトで運営を手掛けた後、08年10月にECサイトの運営代行などを手掛ける株式会社ネットショップ総研を設立。
 11年11月に「食品ネットショップ『10倍』売るための教科書 リピーターを確実に増やす商品プレゼン77のテクニック」(日本実業出版社)を上梓。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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