【勝手にECサイト分析】119 有限会社アール「布がたり」/先駆者的に海外展開や少量販売を開始

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 和布を販売する「布がたり」は02年5月に開設し、3カ月後の同年8月には海外向けのショップも併設した。
 サイトを運営する奈良県香芝市のアールの代表、上田令子氏に「今まで一番苦労したことは?」という質問をしたところ、「強いて言えば、やはり立ち上げのときかな」と話すが、特に思い当たることはないというニュアンス。立ち上げ当時の画像加工やHTMLなどの習得については「本を読みました。以上」という感で、あまりにもそっけないのである。
 ちなみに、「布がたり」の海外向けショップでは、「VISA(ビザ)」「Master(マスター)」の国際カードブランドに加えて、「ユーロカード」やオンラインカード決済の「Worldpay(ワールドペイ)」「PayPal(ペイパル)」が決済に使える。
 しかし、当時の国内のEC業界では、このような決済サービスの存在自体が知られていない状況だった。
 上田氏は海外のサイトを自力で探しまくり、そのサービス内容を比較検討し、英文で契約を交わし、これらの決済手段をカートに搭載している。
 02年ごろは、まだオンラインショップやeショップ、バーチャルショップなどの名称が混在していた時代である。
 当時、一般的な布地店では最低30センチメートルからというのが通例であった。業務コストを考えるとこの線引きは当然だろう。10センチメートルの単価は100~300円程度で、布地ロールから採寸をして裁断する手間は一緒である。
 それにもかかわらず、国内販売向けの「布がたり」では10センチメートル単位で購入することができるのだ。

(続きは、「日本ネット経済新聞」3月9日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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