JECCICA/デザイン大賞は「達磨正宗」/5サイトがこだわりや工夫をプレゼン

 一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会(JECCICA、事務局東京都、川連一豊代表理事)は5月12日、「第2回ECデザイン大賞」を開催した。事前選考を通過した5サイトが、こだわりのコンテンツやコンバージョン率を向上させるための工夫などをプレゼンテーションした。投票結果が1位のダイヤモンド賞は、白木恒助商店(本社岐阜県)の古酒販売サイト「達磨正宗」が受賞した。同サイトを制作するAISHA(本社大阪府)は昨年にダイヤモンド賞を受賞した「中道農園」も制作しており、制作側として2年連続の受賞となった。
 ECデザイン大賞は、「より良いデザイン」の表彰を通じて、生活のインフラとなっているECをより豊かなものへと導き、「より良いデザイン」を推奨するのが目的。
 5分間のプレゼンテーションと、10分間の質疑応答で審査した。プレゼンテーション時間の短さに苦戦しながらも、登壇者は商品や素材のこだわりを表現したページや実店舗でも行うファン作りなどを紹介。審査員からは、ロゴの書体や背景色など細かな部分にまで質問が飛んだ。
 ダイヤモンド賞の「達磨正宗」は天保6年に創業した日本酒の酒蔵。「時を贈る」をコンセプトにサイトを制作しており、ECでは70%がギフト需要という。出産祝いとして贈り、顧客の手元で熟成させながら子どもが二十歳になったときに一緒に飲む酒や、記念の年に醸造したビンテージ古酒の贈答品などを提案している。
 7代目蔵元の白木滋里氏は「日本酒でこれだけビンテージものがある店は少ない」と話した。制作したAISHAの伊東美沙貴社長は「12年にサイト制作を請け負ったとき、長い歴史を終わらせてはいけないというプレッシャーが大きかった。古酒を広げたいと思い、今回の賞に応募した」とコメントした。
 プラチナ賞を受賞した、ワイシャツのECサイト「ozie(オジエ)」(運営:柳田織物)は、スマホサイトに特化した発表を行った。トップページはPCサイトとはイメージを変えて重厚感を出した。また、02年のEC開始以降、ポケットチーフの挿し方などコンテンツを増やし、「ozie」を知らない人も来訪してくれるサイトを確立している。
 ゴールド賞は日本の工芸品や食器などを販売する「日本デザインストア」(運営:日本デザイン・マーケティング)が2年連続で受賞した。シルバー賞には宝塚歌劇団グッズを買い取り販売する「宝塚アン」(運営:アン)が選ばれ、特別賞には伊豆産の天草で作ったところてんを販売する「ところてんの伊豆河童本店」が選出された。

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