〈動画の重要性と制作のポイント〉ボーダーレス 本田裕太郎取締役副社長/スマホ普及で動画の重要性高まる

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本田裕太郎取締役副社長

本田裕太郎取締役副社長

 映像制作のボーダーレス(本社東京都、向井宏社長、(電)03―5829―9155)は、インフォマーシャルやネット通販の動画の制作実績が豊富で、通販の”売れる映像制作”を得意としている。本田裕太郎取締役副社長に動画の重要性と制作のポイントについて聞いた。

細かい説明が重要

 ─ネット通販事業者の動画にはどのような種類がありますか。
 大きく分けるとECサイトで流す商品ムービーと、YouTubeの動画があります。ECサイトで流す商品ムービーはさらに、CMとハウツームービーに分けられます。ネット通販ではハウツームービーでも新規購入とリピートの効果が上がります。楽天も出店者に動画掲載を促しており、映像の優位性は非常に高まっています。
 ─効果が上がるハウツームービーとは。
 対面で説明しているように、細かく方法を説明することが大事です。例えば、DIY用品の通販事業者が金づちでくぎを打つときのハウツームービーを制作するとします。普通なら「まっすぐ打つ」というような内容から入ると思いますが、「くぎや部品が転がって無くならないように、打つ前にタオルを用意してください」というところから始めます。1万円の水の動画も制作しましたが、利用シーンを細かく示してあげることでコンバージョン率は動画掲載前より飛躍的に向上しました。
 ─おせちなど商材によってはCMの動画を掲載しているECサイトもあります。
 CMは押し付けになってはいけません。おせちに例えれば、「こんなこだわりと有名な板前で」という内容より、「当社のおせちを食べるとこのようないいことがある」というベネフィットを示すべきです。「お年寄りの口に合う味付けで、おじいちゃん、おばあちゃんが笑顔になる幸せなお正月」というような内容です。

(続きは本紙1月15日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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