【RIコンサルティング 稲葉修久社長】「ウェブ解析士」資格を解説/認定講座の出張開催も可能

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稲葉修久社長

稲葉修久社長

 「ウェブ解析士」という資格がある。認定するのは(一社)ウェブ解析士協会。ネットショップ担当者がウェブ解析士の資格を取得するメリットなどについて、ECコンサルティングなどを手掛けるRIコンサルティング(本社大阪府、(電)06-6131-6462)の社長で、ウェブ解析マスターでもある稲葉修久氏に話を聞いた。

——まずは「ウェブ解析士」資格について教えてほしい。
 ウェブマーケティング、ウェブ解析に関する知識の習得を認定する資格だ。ウェブマーケティングを行うにあたっては、単にアクセス解析の知識だけでなく、KPIの設定や、事業に則した現状分析、目標を達成するための計画立案など、多岐にわたる能力が求められる。成果につながるウェブ解析ができる人材を育成するために、設けられた認定資格だ。
①ウェブ解析士②上級ウェブ解析士③ウェブ解析士マスター—の三つのランクがある。
 ウェブ解析士の認定講座の受講者数は2万人を超えている。
——ネットショップ担当者にとって「ウェブ解析士」の資格を取得するメリットは。
 ネットショップを運営するに当たって、重要な意味を持つ「アクセス解析」について基礎から理解することができる。資格取得者からは「資格を取得してからは、アクセスに関する知識がつき、ネット広告の費用対効果の改善を図りやすくなった」と言った声もよく聞く。
 社員のスキルアップのために、新入社員などに資格認定講座を受講させるケースもある。採用の際にも、資格取得の有無が、ウェブについての理解度を測る上で一つの指標になるだろう。
 取得者のメリットとしては、例えば、転職する際に履歴書に、「ウェブ解析士資格取得」と書けることなどが挙げられる。
——「ウェブ解析士」になるにはどうすればいいか。
 5時間の座学を受講したのち、筆記試験とレポートを提出してもらう。試験とレポートをパスすると資格が取得できる。当社では毎月、大阪市内を中心に認定講座を開催している。関西エリアについては、企業から依頼があれば、認定講座の出張開催も行っている。出張開催は、受講者10人くらいの規模から可能だ。
 そのほか、大阪市内では定期的に、グーグルアナリティクスの基本的な使い方やレポート作成に特化した講座も行っている。

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