【アンファー 叶屋宏一 専務取締役×吉田南音 チャネル戦略部長】定期顧客が増加、女性用商品の拡大も推進

叶屋宏一専務取締役

 薬用シャンプー「スカルプD」などを販売展開するアンファー(本社東京都、三山熊裕社長)は前期(17年3月期)から、それまで積極的だったテレビCMを手控え、ウェブでの集客とプロモーションに力を入れている。ウェブを活用したCRM施策により、定期顧客数とリピート率の向上につなげている。健康をサポートする企業として、女性用商品の拡大も目指したいと意気込む。叶屋宏一専務取締役と、吉田南音チャネル戦略部長に現在の取り組みや今後の方針について聞いた。


■テレビCMよりウェブに比重を

 ーーーヘアケア商品が市場にあふれている現在、差別化のポイント、認知拡大やブランディングに成功している理由を教えてください。

 叶屋専務(以下、叶屋) もともとは頭髪専門クリニックで院内処方していたシャンプーを一般に売り出したことが始まりです。「スカルプD」は東急ハンズで販売を開始し、ネットではまず楽天市場に出店して販売しました。悩み商材のためネットで買われる傾向が強く、楽天市場の成長に合わせて売り上げが拡大しました。悩み商材は買いづらいものですが、当時、お笑い芸人を起用したテレビCMが話題になり、身近に感じてもらえるようになりました。「スカルプD」に限らず、当社で広告に起用する人はその当時に当社にしか出ていないキャラクターのため、ブランドが薄まらずに斬新なイメージを与えることができました。

 吉田部長(以下吉田) シャンプーでは「髪を洗う」ではなく「頭皮を洗う」という新しい概念と価値観を与えてきました。頭髪専門クリニックから生まれた商品であることや、髪の毛が抜ける原因とそれを防ぐ「スカルプD」の仕組みまで一貫して新規と既存の両方のお客さまに伝え続けてきたこともブランディングができた理由だと思います。

(続きは、「日本ネット経済新聞」4月13日号で)


《アンファー 企業プロフィール》
 87年に設立。化粧品、健康食品、医薬品などの開発、販売を手掛ける。15年から「予防医学」を企業スローガンに掲げる。今年1月から、体質改善を目的とした「クレンズフード」と呼ぶ食品のラインアップ「ドクターズナチュラルレシピ」の販売も開始した。

吉田南音チャネル戦略部長

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