【広島東洋カープ 常務取締役・オーナー代行 松田一宏氏】カープファン向けにネットショップ展開/ファンの人が楽しめる商品作りを

松田一宏氏

 今年、25年ぶりのセ・リーグ優勝を果たした広島東洋カープ(本社広島県、松田元社長)は、熱狂的なファンの存在で知られている。そうしたファン向けのサービスの一環として、カタログ通販を手掛けており、2000年からはネットショップも運営している。オーナー代行で、松田一宏常務取締役に通信販売事業のこれまでの取り組みや商品開発の戦略について聞いた。


 ーーー通販事業についてこれまでの取り組みを教えてください。

 2000年にネットショップを立ち上げました。昔の球場(旧広島市民球場)では、常設の店舗がありませんでした。新球場(マツダスタジアム)に移転してからは、専門ショップをオープンし、ファンの方に認知される存在になりました。
 ネットショップを立ち上げる前の1980年代からカタログ通販事業を行っています。グッズの販売に力を入れ始めた00年のタイミングでECを開始しています。
 カタログ制作には力を入れています。「ファンの皆さまが楽しんでもらえるようなカタログを作ろう」というコンセプトのもと、商品の陳列だけではなく、読み物風にするように工夫をしています。以前は、カタログで商品を購入してもらうという考えでしたが、ここ数年は、カタログを読んでもらい、ウェブサイトで購入してもらえるように動線を作っています。カタログには全800品目のうち、600品目を掲載しています。
 毎年2月のキャンプ前にカタログが完成します。発行部数は約10万部です。2月1日のキャンプインに間に合うように印刷し、球場などで無料配布しているほか、5~6万部は、過去に購入履歴のある会員の方にダイレクトメール(DM)を送付しています。カタログは年間を通じて球場で手に入ります。HPからのカタログ請求も可能です。


 ーーー商品開発はどのように行っているのですか。

 新商品はキャンプインのタイミングに合わせて開発し、カタログには合計600種類の商品を掲載しています。面白いということを念頭に、突っ込みどころのある商品を開発しています。社員からさまざまなアイデアを募り、取捨選択し採用するかどうかを日々決めています。制作チームは20~30代の社員が中心です。
 例えば、展示会や雑誌などで面白い商品を見つけては「これをカープグッズにできないか」と考え、メーカーに問い合わせをすることもあります。オセロであれば、黒と白を赤と白に変えればカープグッズにできます。商品づくりは年間を通じて行っていますが、本格的には10月くらいから始めます。


(続きは、「日本ネット経済新聞」11月17日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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