【敏腕サービスEC支援企業 特集】ビジネスサーチテクノロジ「probo EC(プロボイーシー)」導入事例/導入先:「カインズホーム・オンラインショップ」/「ゼロ件ヒット」の解消、「転換率向上」に成果

eコマース事業部・ウェブ企画部部長兼海外eコマース担当 竹永靖氏

 ホームセンター大手のカインズ(本社埼玉県、土屋裕雅社長)は、ECサイト「カインズ・オンラインショップ」を運営している。
 ECサイトの取扱商品数は20万SKU以上。200店舗以上の実店舗の近隣に住む、カインズを知っている人が顧客の中心だが、メディアなどでカインズのプライベートブランド(PB)商品を取り上げられることも多く、そのたびに新規会員が増えているという。
 PCとスマホの割合でみると「数値は公表していないが、スマホ化が急速に進んできている」(竹永靖氏)と話す。ユーザーの中心は20~40代の主婦が中心だ。通販の媒体として、店頭で配布するカタログやチラシ、ECサイトを利用している。介護系の商品は、電話による注文も受け付けている。
 店頭の棚にある商品バーコードを読み取って、オンラインショップに結び付ける機能をアプリに付加したり、ポイントカードをアプリ化し、プッシュ配信による販促を行うなどECサイトへの誘導も行う。商品購入した顧客向けには、自動的にレコメンドメールを送る。例えば、園芸用品で苗を購入した人には購入した苗の育て方を記載した商品案内を行っているという。
 既存会員に対しては、総合メルマガを週に2回配信。そのほか、購入商品に応じた内容のセグメントしたメルマガを自動的に配信することでリピート購入につなげる。

■14年4月にプロボイーシーを導入

 カインズでは14年4月に、ビジネスサーチテクノロジ(BST、本社東京都、川邉雄司社長、(電)03―3498―6922)が提供するECサイト内検索エンジン「proboEC(プロボイーシー)」を導入した。導入後は、検索の「ゼロ件ヒット」の解消やコンバージョンアップ、離脱率の低減に成果を上げている。
 導入するECサイトパッケージにもサイト内での商品検索機能が付加されていたが、20万SKU以上という商品数の多さに加え、日用品総合通販サイトで商品を探すことの難しさを踏まえ、専門性の高いBSTに依頼することに決めたという。
 導入前は、商品数が多いことから、いわゆる「ゼロ件ヒット」が続出。しかし、日々調整し解消しつつある。専属の担当者だけではなく、他の担当者でも「ゼロ件ヒット」や「どんなキーワードが検索されているのか」ということが分かる仕組みをASPで提供している点に魅力を感じているようだ。
 また、メディアなどで取り上げられた影響でサイトへのアクセスが集中した場合に、「予測変換機能」を活用し、複数のキーワードを設定することで、サーバーへの負荷を軽減、ダウンを防ぐ一助とすることもできるという。
 竹永氏はサイト内検索の重要性について「レコメンドなど接客機能のようなさまざまなマーケティングツールと組み合わせることでより高い効果が発揮できる」と話している。


《サービス概要》
 BSTが提供する、ECサイト内検索エンジン「probo EC(プロボイーシー)」は、複数のサイトで商品に関係する情報全てを一つの検索結果として表示することができるのが特徴だ。検索の「ゼロ件ヒット」に起因する離脱を防止。コンバージョンページまでの到達率の改善が期待できる。検索ワードの入力補助や、画像による注目商品への誘導機能などは、個別サービスとしても提供している。初期費用は最低30万円で、月額が5万円。ASP形式のほか、大規模サイト向けにシステム組み込み型のサービスも提供している。

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