【敏腕サービスEC支援企業】ファンコミュニケーションズ リターゲティング広告「nex8」導入事例/導入先;「アパレルECの夢展望」/「nex8」導入で転換率が大幅に向上 

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営業本部・マーケティングチーム 福山大幸氏

営業本部・マーケティングチーム 福山大幸氏

 EC売り上げの9割をスマホが占めるアパレルECの夢展望は、ファンコミュニケーションズが提供するスマホに特化したリターゲティング広告「nex8(ネックスエイト)」を導入している。
 「nex8」を導入したのは16年9月。それまでは、別のマーケティングツールを使っていたものの、ダイナミックリターゲティング広告が配信でき、より親和性の高い媒体への出稿を可能にする「nex8」を導入することに決めた。運用によって導入当初より転換率は1.5倍になるなど成果につなげている。
 導入した理由について「スマホに特化し、アプリに強いリターゲティング広告はほかに少なく、顧客との接点を増やしていこうと考えた」(営業本部・マーケティングチーム・福山大幸氏)と話す。
 「nex8」には、EC担当者が「タグ」を設置すればECサイト内の商品データを自動収集し、カタログフィードを作成する仕組みもある。フィード構築の手間がかからないのも特徴となっている。
 夢展望では、ファンコミュニケーションズの担当者に売り上げデータを公開している。担当者は、売り上げ実績を踏まえたうえで、予算内で配信量や配信対象ユーザーを検討し、より効率的なマーケティングができているという。「連携を密にしてくれる面も魅力」(福山氏)と話す。

■購入期間区切り広告内容振り分け

 夢展望では、購入したユーザーが次回購入するまでの期間を細かく区切り、リターゲティング広告の内容を振り分けている。例えば、購入からの日数に応じ掲載内容を変えることで、不快感を与えずに効果的な呼び戻し施策を行い転換率アップにつなげている。また、カートに商品を入れたまま離脱したユーザーや、商品の詳細に訪問してきたユーザーなどを細かくセグメントし、再訪問を促している。
 コスト面も満足しているという。導入費用や月額費用はかからず、配信量によって課金されるため、予算管理がしやすいという。投資した広告コストの回収率を示す「ROAS」が高く、人的コストについても「ほぼ任せている」(福山氏)と話し、他のマーケティング業務にも支障がないようだ。「要望に対する動きにスピード感があり、さまざまな成果につながっている」(福山氏)と話す。
 夢展望では、リターゲティング広告の比率が大幅にアップするなど「マーケティングの要」と位置付ける。新規ユーザーを獲得するのが難しくなる中で、既存顧客に長く愛用してもらうため夢展望を知っている人へのアプローチを優先的に行い業績拡大を図る考えだ。

《サービス概要》
 「nex8」は、ダイナミックリターゲティング広告配信サービス。ユーザーの行動履歴をもとにバナーをリアルタイムに生成。申し込みや購入を検討していた商品やサービスを広告バナーに表示させることで、ショップ店員のような提案を行う。4月にサイバー・コミュニケーションズ(本社東京都)、5月には、ロックウェーブ(本社滋賀県)が運営するショッピングカートASP「aishipR(アイシップアール)」とそれぞれ連携している。

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