【Eコマース業界地図「ECサイト構築サービス編」】【インタビュー】インターファクトリー「ebisumart」三石祐輔取締役CMO/今期は攻める、まずはパートナー連携強化

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三石祐輔取締役CMO

三石祐輔取締役CMO

 クラウドコマースソリューション「ebisumart(エビスマート)」を提供するインターファクトリー(本社東京都、蕪木登社長、(電)03―5211―0056)は6月から、経営体制を刷新し、〝攻め〟に出る。パートナープログラム「ebisumart ecosystem(エビスマート エコシステム)」を新設し、多彩なECソリューションをワンクリックで導入できる環境を整える。「ebisumart」の構築サイト数は400を超え、クラウド型ソリューションではトップの実績。他社の追随を許さない、新たな〝進化〟について三石祐輔取締役CMOに聞いた。


 ーーー経営体制を刷新した狙いは。

 経営陣の役割を明確化し、意思決定の迅速化を図ります。私もマーケティングを統括するCMOに就任し、導入企業の成長をより強力にサポートできる仕組みを構築します。

 ーーー新しく構築する仕組みとは。

 導入企業が外部ソリューションを手軽に、迅速に導入できるような仕組みを作ります。具体的には年内をめどにパートナープログラム「ebisumart ecosystem」を新設し、パートナー企業との連携を促進します。
 これまでもAPI連携によって外部ソリューションを導入しやすい環境は整えていました。すでに約600件の連携実績があります。今期はこの連携をさらに推し進めるべく、パートナープログラムを用意するとともに、連携ソリューションをワンクリックで導入できるサービスも提供します。

■ワンクリックで機能追加

 ーーー導入企業が連携ソリューションを利用するにはどうしたらいいか。

 パートナー企業は「ebisumart APP Connect(エビスマート・アップコネクト)」というサービスプラットフォームを通して、自社ソリューションをアプリとしてebisumartの導入企業に提供できるようになります。導入企業は管理画面から導入したいアプリを選択するとすぐにその機能を実装できます。パートナー企業は自社ソリューションを多くの企業に提供でき、導入企業は手軽に新たな機能を追加できるようになります。

 ーーーどんなソリューションと連携する予定か。

 すでに連携しているレコメンドやO2Oシステム、基幹連携システムに加えて、マーケティングオートメーションや広告、CRM、ウェブ接客、POS、決済、検索エンジン、メール配信など、どんどん広げていきます。

 ーーーecosystemの狙いは。

 パッケージやクラウドでさえも、自社のリソースで機能を開発することにこだわっているベンダーがたくさんあります。当社でも自社で機能開発を行いますが、よりスピーディーに多彩な機能を活用できる仕組みを導入企業に提供したいと考えています。クラウドの強みである「最新性」をより進化させられると思います。ぜひ期待してください。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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