EC事業者の売り場として重要度が増している「ECモール&プラットフォーム」を、ECのネットメディア「eccLab」と共同でまとめた。「ECモール」は楽天市場やAmazon(アマゾン)、Yahoo!(ヤフー)ショッピングなど主要サービスに加え、特化型のサービスも網羅。新興企業が運営するキュレーション型のECプラットフォームなども紹介している。CtoC(個人間)サービスもヤフオク!やメルカリといった有力サービスに加え、特化型のサービスも掲載した。
KDDIは12月、ディー・エヌ・エー(DeNA)グループが運営する二つのECモールを買収しEC市場に本格参入する。KDDIは買収後にプロモーションを強化し、ECモールを活性化するとみられる。
DeNAは創業時から運営していたECモール事業の売却を決めた。一方、ファッションECモール「SHOPLIST.com(ショップリスト)」を運営するクルーズは、創業時から運営しているゲーム事業を売却し、ECモールに経営資源を集中する決断を下した。
ファッションECモールにおいてはまだまだ成長性はあるとクルーズは考えている。プレイヤーは限定的であり、トッププレイヤーのスタートトゥデイが運営する「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」は高成長を続けているからだ。
出店料・販売手数料を無料化した「Cart(カート)」のような新興サービスも登場している。「ECモール&プラットフォーム」が増加する中、サービスの差別化競争はさらに進みそうだ。
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