【EC支援サービスマップシリーズ 「物流」】ロジザード「ロジザードZERO」/導入先は約800社/7割がECの物流現場で

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 システム開発のロジザード(本社東京都、金澤茂則社長、(電)03―5643―6228)が提供している倉庫・在庫管理システムは、これまでに倉庫事業者やEC事業者など約800社に導入されている。そのうち7割はECの物流現場で利用されており、さまざまな受注管理システムとのスムーズな連携が特徴といえる。
 倉庫・在庫管理システム「ロジザードZERO(ゼロ)」は、インターネットを通じて利用者に提供するクラウド型のサービス。PCとインターネット環境があれば、どこでも利用できる。
 倉庫に入庫してくる商品を無線ハンディターミナルによってバーコード管理することで、正確な在庫状況の把握と誤出荷の削減につながる。ハンディターミナルはレンタルに対応している。
 「ロジザードゼロ」によるバーコード管理の仕組みは、ショッピングカートや受注管理ソフトから商品マスタを出力し、それを「ロジザードゼロ」に入力。それによってバーコードによる商品ラベルを発行する。入荷時にバーコードラベルを商品に貼付。ハンディターミナルによるバーコードの読み取りで、正確な在庫情報を把握する。
 商品ごとにバーコードを貼付し、保管場所の棚バーコードをスキャンするため、どの棚に、どの商品を保管してもいい「フリーロケーション管理」が可能となる。
 このため、保管スペースが効率的に使用できるとともに、新商品や廃番商品が発生しても保管棚を見直す必要がなく、商品入れ替え時の対応が容易に行える。
 ECの物流現場でも「ロジザードゼロ」の導入先は多く、アパレルECのマガシークが自社の物流センターに導入している。このほか、ECの物流支援を行っている倉庫事業者や物流事業者の多くが「ロジザードゼロ」を採用している。
 ロジザード自体が卸に対応した物流システムを開発していたため、卸とECの両方に対応できるのも「ロジザードゼロ」の特徴となっている。
 今後は「自動化というか、他社ソフトとの連携をスムーズにできるようにしていきたい」(営業部・亀田尚克部長)と言う。APIの基盤を構築したため、それを基にして年内にもシームレスにつながるようにしていく。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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