【EC支援サービスマップシリーズ 「CRM」】コアフォース「LTVーラボ」など

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"規模に応じて3種類"
ーーーEC向けのCRMツール


 CRMマーケティング支援を手掛けるコアフォース(本社東京都、野口健介社長、(電)03―6432―4915)は、通販・EC事業者の売り上げ規模に応じて3種類のCRMツールを提供している。ECのスタートアップから、マーケティングオートメーション(MA)機能を含めたツールまで用意することで、各フェーズに合わせた最適な機能を提供している。
 スタートアップ企業やEC事業者向けに用意しているのは「LTV―Lab(ラボ)」。600社以上の導入実績があり、EC事業における、すべての顧客情報を管理・分析し、分析結果をメール販促に活用できる。
 「LTV―ラボ」よりも、より高度な分析に対応したものが「LTV―Lab+(ラボプラス)」で、今年4月からサービスの提供を始めた。EC事業者の中でも事業規模が大きい事業者や通販事業者も対象としたもの。電話対応や単品通販に特化した事業者向けの本格的なCRMツールとなっている。
 そして、ウェブ行動履歴とLTV・CRMを統合分析するマーケティングプラットフォームが「CoReforthOne(コアフォースワン)」。ウェブ接客やレコメンド・広告効果測定・サイト内検索・BIツール・メール配信・カゴ落ち対策など、フルパッケージの導入でMAに対応している。
 使いたい機能だけをまず導入し、使いたい際に機能を追加していくカスタマイズプランも用意している。通販事業者、通販支援会社(EC運営代行会社・代理店)には好評となっている。
 「コアフォースワン」は今年6月からサービスを始めたが、「LTV―ラボプラス」とともに代理店から紹介案件が多く、順調に導入先が増えているという。
 「LTV―ラボプラス」「コアフォースワン」については、アパレル通販のドゥクラッセ(本社東京都、林恵子社長)が導入している。
 ドゥクラッセでは「通常のMAは顧客をスコアリングしての配信がメーンだが、『コアフォースワン』はECの全てのマーケティング施策が一元化されているのが魅力」(Web部・柴田博部長)と語る。
 例えば、A/Bテストが完了した後、ウェブ接客やカゴ落ち施策など次の施策を行う。通常は改めて新しいツールの契約や、既存のデータの統合などをしなくてはならない。
 コアフォースワンの場合、「一度導入しておけば使いたい際に使いたい機能を追加し、同じ管理画面で施策から分析まで行えるので大変便利」(同)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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