《後払い》GMOペイメントサービス「GMO後払い」/若年層のニーズ対応/大手アパレルECの導入進む

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 決済・金融関連サービスのGMOペイメントゲートウェイ(GMO―PG)の子会社で、後払い決済を手掛けるGMOペイメントサービス(本社東京都、向井克成社長、(電)03―3464―2392)が提供する「GMO後払い」は、大手アパレルECサイトを中心に導入社数が増えている。アパレルECは若年層の利用が進んでいるが、クレジットカードを持っていない若年層が多い上、現物を見てから支払いたいというニーズが高いため、後払いを選ぶ人が多いという。
 アパレルECでは複数商品を購入して、そのうちの1品だけ返品する場合も珍しくない。「GMO後払い」を導入している大手アパレルECはAPI連携により、一部商品の返品にも対応できている。
 「GMO後払い」は、クレジットカード決済と同等のスピードで与信結果を受け取れる「リアルタイム与信」を強みとしている。
 リアルタイム与信により、与信が通らなかった顧客に対して購入中の画面でほかの決済方法を促すことができるため、追って連絡をする手間がかからず、販売機会の損失も軽減することができる。
 セール商品など、一気に売り切らなければならない商品も、リアルタイム与信が在庫の売り切りに寄与している。
 GMO―PGの提供する決済代行サービスと「GMO後払い」を併用するEC事業者が多い。GMO―PGと営業が一貫しているため、EC事業者の決済周りにまとめて対応し、サポートを行っている。
 今後も機能強化に意欲的に取り組む。「EC事業者の目線に立ち、GMO―PGグループならではの新機能を考えている」(向井社長)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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