【一元管理システム】三愛ケーアールディ「マイティ通信販売」/利益率改善に重点

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 システム開発の三愛ケーアールディ(本社大阪府、黒田英樹社長、072―626―2786)は、利益率改善に重点を置いた受注処理ソフト「マイティ通信販売」を提供している。注文1件当たりの利益を把握でき、損失のリスクを抑えることができる。
 ECモールに多額のロイヤルティーを支払っていたり、利幅の薄い仕入れ商品が中心で利益を確保しづらい企業にソフトの導入を提案している。同ソフトは高収益体質に転換できるために、有効だという。
 月商600万~5000万円ほどの中小企業や、家電など型番商品のような利幅の薄い商材を取り扱う事業者で「マイティ通信販売」の導入が進んでいる。
 「モールのセールで大量に注文があっても、値引き額と販売手数料を支払うと、利益が残らないことに後から気が付く事業者も多い」(黒田社長)と言う。
 複数店舗の売り上げや売上総利益を一括して管理できるため、業務を効率化できる。販売管理ソフトの「弥生販売」などと連携も可能で、売り上げ管理など経理業務の効率化にもつながる。現在、「マイティ通信販売」が連動できるソフト・システム数は45もあるという。
 「楽天市場」「ヤフーショッピング」など12のECモールや、「フューチャーショップ2」「メイクショップ」など11のカートシステムとの連携も可能。
 後払いやコンビニ払いなどの決済代行システムにも標準で対応している。
 顧客対応履歴を管理できる点も特徴だ。自社サイトやモール店など複数店舗の顧客情報を一元管理できる。個別のメール内容や電話による対応履歴を時系列に把握することも可能。
 カスタマーセンターの従業員が異動した場合でも、別の従業員が顧客対応履歴を確認することにより、高水準の顧客対応が実現できるという。
 「マイティ通信販売」は、自社サーバーにソフトをインストールする「オンプレミス型」と、オンライン経由で利用できる「クラウド型」を提供している。
 オンプレミス型の価格は1ライセンスにつき24万円。クラウド型は「マイティ通信販売」本体料金に加えてクラウドサーバー利用料として月額1万4000円から徴収する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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