【〈図解〉CRM支援システム】 ネットショップ支援室〈一元管理システム「アシスト店長」〉/リピート率上がるEC管理システム

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 ネットショップ支援室(本社福井県、泉成人社長、(電)0776―22―8838)が提供するECサイトの一元管理システム「アシスト店長」は業務の効率化だけでなく、リピート率向上に役立つ機能が豊富だ。月商数千万円の化粧品ECサイトも同システムを導入したことにより、飛躍的にリピート率が向上したという。
 「アシスト店長」に標準搭載されているメール配信機能では、販売後の(1)サンクスメール(2)入金確認メール(3)発送完了メール─などをHTMLメールで送付できる。楽天など大手モールでは、顧客へのメール配信が制限されているため、購入者に対して何通も後追いメールを送ることは難しい。購入者の大半が閲覧するサンクスメールや発送完了メールなどに、再購入を促すための「お薦め商品情報」や「キャンペーン情報」を盛り込むことにより、リピート率の向上につなげることができるという。
 商品に同梱するサンプルやチラシ、パンフレットなどの「封入物」を顧客ごとに出し分けできる機能も備えている。顧客が「どの店舗で」「どの商品を」「何回」「どのくらいの期間」購入したかなどによって、どの封入物を同梱するかを設定することができる。こうした販促施策を業務フローに織り込むことによって、リピート率を高めることが可能になるという。受注伝票に同梱物を自動的に印刷する機能も備えており、発送処理のミスも防げるという。
 販促施策の効果を高める顧客分析機能も充実している。アシスト店長では、「RFM分析」や「CPM分析」といった高度な顧客分析が可能だ。
 「RFM分析」では、顧客の最終購買日や、利用回数・金額から、優良顧客を抽出し、再購入を促すためのステップメールを送信できる。メールの開封率やメール内のクリック率、メールから誘導した顧客の転換率を測定することもできるという。
 「CPM分析」では、購買履歴に基づき顧客を「新規」や「育成」「優良」など10パターンに分類できる。顧客の分類に応じて最適な施策を行うことにより、優良顧客に育てていくことが可能になるという。
 「CRM専用システムとEC管理システムを別々に導入すると、『アシスト店長』だけを導入した場合と比べて2倍以上のコストがかかるケースがある。さらに、受注管理システムとの連携に苦労することも多いようだ。『アシスト店長』ならば、初めから販促機能を備えており、スムーズにリピート率向上のための取り組みを実行できる」(和田有司氏)と話す。導入にかかる初期費用は10万円。月額費用(従量課金)は1万円~。300万円でシステムを一括購入できるプランも用意している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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