夢展望 16年3月期/ブランド再構築に着手/品質を訴求、客単価向上狙う

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レディースファッションECの夢展望は今期、低迷する業績を立て直すため、ブランドイメージの再構築と新規事業に取り組んでいる。通販サイトなどに起用するモデルを一新。”安くてかわいい”という商品イメージを維持しながら、商品の品質や付加価値を訴求することで客単価の引き上げを狙う。グループ会社が手掛けるECの業務受託も開始し、売り上げ拡大を図る計画だ。

 15年3月期(6カ月間の変則決算)の売上高は26億9800万円だった。決算月を変更したため前期比は算出できないが、前年同期間との比較では29・9%減と大幅な減収。
 夢展望は「ギャルファッション」を強みにしているが、メーンターゲットである10代後半から20代女性のファッショントレンドが変化したことで売り上げが低迷したという。
 大幅な減収に加え、価格競争の激化による収益性の悪化や円安による仕入れコストの上昇などもあり赤字が拡大。同期における営業損失は5億3600万円、経常損失は5億9400万円、当期純損失は7億400万円だった。
 現在約5000円の客単価を引き上げるため、ブランドイメージの刷新に取り組んでいる。

(続きは日本ネット経済新聞 5月28日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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