ゴルフダイジェスト・オンライン 14年12月期/EC主体の事業売上100億円突破/オムニチャネル戦略が増収に寄与

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リアル店舗のテコ入れも行った

リアル店舗のテコ入れも行った

 ゴルフダイジェスト・オンラインの14年12月期連結売上高は、前期比14・2%増の160億3000万円だった。通販を主体としたリテールビジネス部門の売り上げは同14・0%増の110億3500万円。同期中は、ECサイトの品ぞろえやコンテンツを拡充し、差別化を徹底した。実店舗のサービスを強化し、ネットとリアルの相互利用を促すオムニチャネル戦略を進めたことも増収に寄与した。
 ゴルフ用品のECサイト「GDOゴルフショップ」では、新品を10万品目、中古品を2万品目そろえている。同社によると「圧倒的な品ぞろえ」(IR)だと言う。
 同サイトには、メディア運営で培った編集力を活用。商品の魅力を伝えるための独自コンテンツ作りにも注力している。14年4月には、さらなる利用促進を図るため人気ブランド専用ページを開設した。
 同9月には、展開している中古ゴルフクラブ販売の実店舗5店をリニューアル。販売店の名称を「ゴルフパラダイス」から「GolfGarage(ゴルフガレージ) by GDO」に変更した。新橋銀座口店は全館リニューアルし、ゴルフクラブのカスタマイズなどを行うコーナー「ゴルフ工房」を新設。東戸塚店は移転し、横浜上永谷店として売り場面積を2倍に拡張した。
 実店舗のサービスを拡充するとともに、ECサイトとの連携も強化。ネットとリアルを連動させたキャンペーンを実施したり、リアルでしか提供できない、ゴルフクラブの試打サービスや、カスタマイズサービスの利用を、ネット顧客に促したりした。

(続きは本紙2月19日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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