東京都/イオン式空気清浄器をテスト/3商品でオゾン濃度の基準値超過

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 東京都は1月19日、ウィルス除去や消臭を目的とした家庭用空気清浄機に関する商品テスト結果を公表した。イオン式の空気清浄器が対象。都の消費生活相談には「たばこの煙を吸い込まない」「通販で購入したが、せきが止まらない」などの相談が、1月8日までに51件寄せられている。
 テストは都の生活文化局が民間事業者に依頼し、13年11月~14年3月まで実施された。
 5つの検体とフィルター式空気清浄機を調査し、このうち3つの検体は通販で購入。日本電機工業会(JEMA)の規格に沿って(1)集じん性能(2)脱臭性能(3)オゾン濃度測定─という3つの試験が実施された。
 集じん性能と脱臭性能はいずれの検体もフィルター式と比べて集じん能力が低い結果となった。オゾン濃度測定は、通販で購入した3検体が規格で定められている基準値を超過しており、うち2体は基準値の3倍以上のオゾン濃度が検出された。

(続きは本紙2月5日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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