waja/「追加購入」サービスで効果/追加件数3倍、単価740円増に

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注文完了画面上で、追加購入を訴求している。

注文完了画面上で、追加購入を訴求している。

 海外ファッションをネット通販展開するwaja(本社東京都、村田高宗社長)は、購入手続き後に追加注文ができるサービスを開始した。顧客の利便性と、顧客単価の向上が狙いだ。
 1点目の商品を注文すると、いつまでなら追加注文可能かが表示される。提示された期限内なら何度でも追加で注文でき、追加分の送料はかからない。同梱発送するため、梱包資材の削減にもつながるとしている。
 同社が取り扱うファッションアイテムには一点物が多い。そのため、顧客が追加購入したい商品を探しているうちに売れてしまうケースもあったという。
 自社開発の新機能を追加したことで、「気になる商品を注文・確保した後で、追加購入したい商品をゆっくりと選んでもらえる。機会損失の抑制も見込める」(広報)としている。
 新サービス開始から約6日間(8月22日~28日)の追加注文数は、サービス開始前の6日間(8月16日~21日)と比べて3倍に伸びた。平均顧客単価は同期間比で743円増となっている。冬物のシーズンでは、顧客単価のさらなる上昇を見込んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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