アスクル/セブン&アイHDと業務提携/生鮮食品でアマゾンに対抗も

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アスクルの岩田彰一郎社長(写真左)とセブン&アイHDの井阪隆一社長

アスクルの岩田彰一郎社長(写真左)とセブン&アイHDの井阪隆一社長

 アスクルは7月6日、セブン&アイ・ホールディングスと業務提携すると発表した。共同で生鮮食品の宅配サービスを開始するほか、メーン顧客層が異なるアスクルの日用品ECサイト「LOHACO(ロハコ)」とセブン&アイHDのECサイト「オムニ7」を連動させることで相互送客を進める。今年4月に生鮮食品の販売を開始したアマゾンジャパンに対抗するための施策とみられる。
 業務提携の内容は、(1)「ロハコ」と「オムニ7」の相互送客(2)両社による生鮮食品の宅配「IYフレッシュ(仮称)」の開始(3)「オムニ7」の効率化に向けた検討開始ーーーの3点。相互送客と生鮮食品の宅配は早ければ今年11月末にも開始する予定だ。
 ロハコが文具やオフィス用品を強みとしているに対し、オムニ7は食品、本、エンタメ系が強み。主要な顧客層もロハコが20~30代女性、オムニ7が30~40代の女性と異なる。
 セブン&アイHDの井阪隆一社長は、「当社はリアル店舗や商品に、アスクルはECのノウハウや物流に強みを持っている」とし、手薄な領域を補完しあうことで双方の成長につなげる。

(続きは、「日本ネット経済新聞」7月13日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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