アスクル17年5月期/黒字確保も純利益81%減/ロハコ売上は390億円に

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 アスクルは7月4日、17年5月期決算(連結)を発表した。2月に発生した物流センターの火災による業績影響を踏まえ、6月19日に上方修正した業績予想がほぼ見込み通りに確定した。
 売り上げは前期比6.6%増の3359億1400万円、営業利益は同4.1%増の88億6500万円、経常利益は同3.4%増の88億6600万円だった。
 純利益は同80.7%減の10億1400万円だった。火災により112億5000万円を特別損失として計上していたが、保険金49億2900万円を得たことで最終赤字は回避した。事業別の売り上げは、BtoB事業が同4.8%増の2919億3700万円、個人向けのロハコ事業が同18.8%増の390億1600万円だった。
 今期は、大阪府吹田市内に物流センターを新設するほか、自社配送を強化して物流効率をさらに高めていく。7月にペット用品EC大手のチャームを完全子会社化している。
 今期(18年5月期)は、売り上げが同8.7%増の3650億円、営業利益が同60.5%減の35億円、経常利益が同66.2%減の30億円、純利益が同47.8%増の15億円を計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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