夢展望17年3月期/下半期に営業黒字/今期は大幅な黒字化狙う

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決算説明を行う濱中社長

決算説明を行う濱中社長

 RIZAPグループ傘下でアパレルEC事業を行う夢展望の17年3月期当期純利益は、1億6900万円の赤字(前期は5億4800万円の赤字)だった。4期連続の赤字となったが、16年10月―17年3月期(下半期)のみの営業利益は黒字転換したという。4月の売上高は前年同月比67.9%増と拡大しており、「今期(18年3月期)は大幅な黒字化を実現する」(濱中眞紀夫社長)としている。
 17年3月期の連結売上高は前期比15.3%減の31億700万円だった。営業利益は1億5400万円の赤字(前期は3億2400万円の赤字)となった。
 下半期の売上高は前年同期比4.9%増の17億6900万円、営業利益は2500万円の黒字(前年同期は2億4500万円の赤字)となった。
 中国の工場を活用したSPA(製造小売り)を開始したことで仕入れ構造が改善した。製造コストを下げたことで商品の販売単価を前期比20.6%減の2514円に低減。価格は下げたものの粗利率は、同1.2%増の60.0%と改善している。
 低価格販売により1型当たりの発注数は同43.5%増の747枚に増加している。チャネル別では3月、自社サイトが2年ぶりに前年同月比で増収となった。楽天市場やゾゾタウン、ショップリストでも着実に売り上げを伸ばしている。

(続きは、「日本ネット経済新聞」5月25日号)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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