アマゾンジャパン/生鮮食品の販売を開始/日用品含め１０万点を最短４時間で

　アマゾンジャパンは４月２１日、プライム会員向けに生鮮食品を販売する「Ａｍａｚｏｎフレッシュ」を都内６区で開始した。米国、英国に続き３カ国目となる。午前８時から深夜０時までの間で２時間ごとに配送時間を指定でき、利用者は最短４時間で受け取れる。野菜、精肉、乳製品など１万７０００点以上の生鮮食品のほか、日用品、キッチン用品などスーパーでよく購入するような商品など、合計で１０万点以上を取りそろえている。
　配送対象エリアは、港区、千代田区、中央区、江東区、墨田区、江戸川区で、１時間以内の配送や２時間単位での時間指定ができる「プライムナウ」の配送網を活用する。対象エリアは順次拡大していく。
　神奈川・川崎市のフルフィルメントセンターに専用設備を設け、商品の品質管理をしている。適宜商品を仕入れ、品質が落ちた商品は廃棄していく。仮に受注した商品が販売できる品質ではなかった場合は、代替品を無料で提供する。
　温度帯は常温、冷蔵、冷凍に対応でき、紙袋の取手の色で温度帯が分かるようにしている。配送時は保冷剤を入れた専用ボックスを利用する。
　プライム会員なら最初の３０日間は無料で体験でき、それ以降は月額５００円のサービス料を徴収する。配送料は５００円で、購入金額が税込６０００円以上で送料無料となる。基本的に再配達は行わない。
　サイト内の検索は原産国やブランドなどでも絞り込め、商品ページは原材料や原産地などの商品情報のほか、届くときのパッケージの状態なども見られるようにした。
　その日の朝に収穫した野菜や築地で加工した鮮魚などを販売する企画「新鮮市」も週２回開催していく。
　このほか、「アマゾンフレッシュ」の内に、日本料理専門店の「人形町今半」やスイーツの「パティスリーモンシェール」など有名店が２７店舗、約１２００商品が並ぶ「専門店グルメ」のコーナーも設けた。専門店グルメの価格設定は店側に任せている。