楽天は4月24日、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)と「Jリーグ オフィシャルECプラットフォームパートナー」の契約を締結すると発表した。J1からJ3まで、全54チームのグッズを購入できるECサイトを、7月中旬をめどに刷新するほか、商品の採寸・撮影、決済、配送などECにかかる業務を全て楽天グループが担っていく。
ファンがクラブに参画している感覚や一体感が創出できるため、Jリーグは物販を強化したいと考えている。しかし、日本プロ野球の優勝球団の年間マーチャンダイジング売り上げ規模はJリーグ優勝クラブの約16倍で、規模が小さい。
各クラブが運営するグッズのオンラインショップは継続しつつ、全クラブを横断した統一のECプラットフォームを構築することで販売機会を増加させる。楽天ID決済のほか、ツイッターなどのソーシャルログインも導入し、利便性の向上を図る。
同日に開催した発表会で三木谷浩史社長は「リーグがマーチャンダイジングを束ねることが世界的にも潮流になっている。すべてのグッズが購入できればリーグが盛り上がると思う」と話した。
また、Jリーグの村井満チェアマンは「Jリーグがクラブを支えられる体制を築きたい」と意気込みを語った。
楽天×Jリーグ/グッズのEC業務担う/Jリーグの公式パートナーに
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