スタートトゥデイは4月11日、ファッションECモール「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」のリニューアルに向けて40人のエンジニアを募集すると発表した。将来的に現状の約2.5倍に上る年間5000億円の商品取扱高を達成するため、開発効率を高め、柔軟なシステム構築を目指す。
スタートトゥデイの子会社で、システム開発やWEBデザインを手掛けるスタートトゥデイ工務店(本社東京都、伊藤正裕CEO)が40人のエンジニアを採用する計画だ。サーバーエンジニアやUI・UXデザイナー、データサイエンティストなど14の職種で人材を募集している。5月19日に応募を締め切り、選考を行う。
同社の16年3月期における商品取扱高は1595億円となり、17年3月期は1950億円に達する見込み。中核サービスである「ゾゾタウン」のアクセス数は最大で月間24億PVもあり、1秒間に20件の注文を処理しているという。
将来的に「ゾゾタウン」を中心に商品取扱高5000億円を目指しており、そのためにはシステムの再構築が必要だと判断した。
スタートトゥデイ工務店の大蔵峰樹CTOは、「『ゾゾタウン』のシステムはサービス開始時から自社開発している。事業の進化とともにシステムも進化させてきたが、作り込みを重ねることで開発効率が悪くなってきた。マイクロサービス(個別サービスを組み合わせて一つのサービスを提供するというシステムの開発手法)の要素を取り入れて、開発効率を高めたい」と話す。
スタートトゥデイ/技術者の採用強化/取扱高5000億円に向けて
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。