中古ブランド品の買い取り販売を手掛けるブランドオフ(本社石川県、安山勉社長)は3月2日、事業者だけが参加できる中古品のネットオークション事業を開始した。オークションはヤフオクサイト内で開催。個人事業主による仕入れ目的の利用に期待を寄せている。
同社が主催する「ブランドオフBtoBネットオークション」では、同社が承認した事業者だけが、ブランド品を出品・落札できる。未承認のユーザーは、ページの閲覧はおろか、価格を見ることすらできない。参加者の限定には、「ヤフオク!メンバーズ・オークション」の仕組みを活用している。
利用者として想定しているのは、メルカリやヤフオクで転売ビジネスを行う、個人事業主などの小規模事業者だ。「CtoCを活性化するためのプラットフォームだ」(安山社長)と話す。
同社は以前から事業者間のオークションをリアルで主催してきたが、市場の競りのような雰囲気で、プロ以外は参加しづらかった。新たなオークションでは、出品から落札まで1週間の入札期間が設けられている。
参加の承認は原則、古物商の許可を得ていれば受けられるという。開始当初は、リアルのオークションにも参加している50社が1万品目の商品を出品する見通しだ。
ブランドオフ/ヤフオクで仕入れ支援/会員限定オークションを主催
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