ロコンド/3月にマザーズ上場/初の通期黒字達成へ

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 靴と衣料品のネット通販を手掛けるロコンド(本社東京都、田中裕輔社長)は2月2日、東証マザーズに上場承認されたと発表した。予定日は3月7日。
 10年10月に設立し、11年2月に靴のECサイト「ロコンド」を開設。その後、バッグやアパレルの取り扱いも開始した。「送料無料」「サイズ交換無料」「返品交換無用」などを取り入れたサービスを強みとしている。
 16年2月期の商品取扱高(返品前)は前期比24.6%増の93億4100万円、売り上げは同31.5%増の22億2700万円で、当期損失は約2億円の赤字だった。ただ、今期(16年3月―11月期)は売り上げが前年同期比34.9%の20億4300万円で、当期利益は2億8300万円の黒字で推移している。今期は創業以来初となる通期黒字を達成する見込みだ。
 上場の狙いや今後の事業計画については「現時点では回答できない」(メディア広告室)としているが、有価証券報告書の中で、(1)知名度の向上(2)システムと物流機能の強化(3)オムニ戦略基盤の強化(4)グローバルブランド「MANGO」による、ECサービスとプラットフォームサービスの強化(5)商品展開の強化(6)優秀な人材の確保と組織力の強化(7)内部統制による業務の標準化と効率化ーーーを課題に挙げている。
(続きは、「日本ネット経済新聞」2月9日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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