BEENOS/連結売上192億円/クロスボーダーがけん引

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 BEENOSの16年9月期連結売上高は、前期比13.5%増の192億2800万円だった。Eコマース事業では、海外向け商品発送代行と、国内のユーザーが「ebay」の商品が購入できるサービスを展開するクロスボーダー部門の売り上げが好調に推移した。
 クロスボーダー部門は海外向け商品発送代行子会社のtenso(テンソー)と、海外商品を国内ユーザーが購入できるサービス「sekaimon(セカイモン)」を運営する子会社、ショップエアラインの2社で構成している。
 海外向け商品発送代行は円高により商品単価が低下したものの、利用者数や流通総額は堅調に増加。クロスボーダー部門の売上高は同23.9%増の38億3900万円、営業利益は人件費がかさんで同37.4%減の2億6500万円だった。
 デファクトスタンダードが運営する「ブランディア」の業績となるバリューサイクル部門は売上高が同11.7%増の96億2700万円、営業利益は同81.6%増の3億2200万円だった。
 デファクトスタンダードは8月に東証マザーズに上場。テレビCMの投下で買い取り件数が増加し、利用者数は5月に150万人を突破している。
 総合ネット通販子会社のネットプライスと、商品開発のモノセンスで構成するリテールライセンス部門の売上高は同9.2%増の45億5800万円、営業利益は同3.6%減の1億6100万円だった。
 今期連結業績は、売上高が前期比4.0%増の200億円、営業利益が同16.6%増の14億円、経常利益が同15.5%増の14億円、純利益は同21.2%減の7億5000万円と見込んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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