decencia/基幹化粧品を全面刷新/継続率を従来比約2倍へ

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
敏感肌に訴求する「ayanasu」

敏感肌に訴求する「ayanasu」

 ポーラ・オルビスホールディングスの子会社で、敏感肌専用化粧品のネット通販を展開するdecencia(ディセンシア、本社東京都、小林琢磨社長)は11月1日、敏感肌に訴求する基幹化粧品ブランド「ayanasu(アヤナス)」の全面刷新を行った。同社では、リニューアルによって、商品購入の継続率を従来比で2倍近くまで引き上げたい考えだ。
 今回アヤナスをリニューアルした背景には、「ブランド力」を強化する狙いがあるのだという。具体的なリニューアル内容としては、処方を変更したほか、容器の色調を、淡い色合いから赤色に変更した。
 「アヤナスは敏感肌向けの化粧品であるため、『色々な化粧品を使った末に、これにたどり着いた』というユーザーが多い」(CRM統括部山下慶子部長)と言う。そのため、これまでは「優しさ」を喚起させるブランドイメージの構築を行ってきた。
 ただ、今回のリニューアルを通して、アヤナスは「力強さ」を表現していく方針にシフト。ブランドステートメントも「敏感肌はどこまでも美しくなれる」に変更した。「ストレスに負けない強さ」を打ち出し、「ブランドの強化、ひいては顧客満足度の向上、商品購入の継続率のアップにつなげていきたい」(同)としている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ